AWS IoTのデータをKibanaに表示するを実際にやってみました。
記事の投稿以降、AWS IoTが直接Elasticsearch Serviceと連携できる様になったとのことで、そのあたりも試しました。
【アップデート】 AWS IoT が Elasticsearch Service と CloudWatch に連携できるようになりました
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/aws-iot-update/
なんと、サーバー側はノンコーディングです。
Elasticsearchインスタンスを立ち上げる
元記事と基本的に同じです。
まずは、立ち上がりが遅いElasticsearchを先に立ち上げておきましょう。
Domain nameを plant-sensor
、Instance typeはt2.micro.elasticsearch
が選べなかったのでt2.small.elasticsearch (Free tire eligible)
、Instance countは 1
、Strage typeは EBS
に設定します。
Kibana のURLをクリックするとKibana4の画面が表示されます。EndpointのURLはAWS IoTで使います(自動で設定されます)。
AWS IoTでThingやRuleを作成
元記事の通りしようとしても、画面構成が違うのか、メニューが見つかりません。なので、順を追って解説します。
(こんな感じでしたっけ?)
「Get started」を押します。そして、左メニューの[Registory]->[Things]を選択します。
「Register a thing」を押します。
plant-sensor
という名前のThingを作成。
左メニューの[Security]を選び、「Create certificate」を選択します。
色々ダウンロードできますので、一旦すべてダウンロードした後、「Activate」を押します。
ダウンロードできるもの
- A certificate for this thing
- A public key
- A private key
- A root CA for AWS IoT
続いてPolicyを作成。トップ画面の左メニューの[Policies]を選び、「Create a Policy」を選択します。
名前をつけ、とりあえずActionはiot:*
としました。Resource ARNについてですが、キャプチャではtopic/replaceWithATopic
となってますが、plant/sensors
または*/*
などに変えましょう。
certificateとPolicyの紐付け
左メニューの[Certificates]を再度選び、先程作成したceritificateを選択。「Actions」メニューの「Attatch policy」を選ぶ。
同様に、「Attatch thing」も行います。
最後にRuleを作成します。トップ画面の左メニューの[Rules]を選び、「Create a rule」を選択します。
今回は plant/sensors
というトピック名でデータを飛ばそうと思うので、Topic filterに plant/sensors
を設定します。
Actionの指定は、「Add Action」ボタンを押して行います。
2017/3/14時点で以下のActionが選べます。一番下の「Elasticsearch Service」を選びます。
Elasticsearch Service用の設定画面が出ます。
IDに${newuuid()}
、Indexにtimestamp
、Typeにtimestamp
と指定し、IAMロールも追加します。
これで、Thing, Certificate, Policy, Ruleが作成できました。元記事のように一覧では表示されないようです。
仮想的なIoTデバイスを作成
元記事の通り、plant-sensor.jsを作成します。
そして実行です。
実行してみましょう。
$ npm init
$ npm install --save aws-iot-device-sdk
$ node plant-sensor.js
connect
{"timestamp":"2017-03-14T15:19:47.401Z","humidity":45,"temperature":19,"lux":32701,"moisture":309}
{"timestamp":"2017-03-14T15:19:48.405Z","humidity":43,"temperature":19,"lux":33473,"moisture":309}
{"timestamp":"2017-03-14T15:19:49.406Z","humidity":44,"temperature":19,"lux":30713,"moisture":295}
{"timestamp":"2017-03-14T15:19:50.408Z","humidity":42,"temperature":20,"lux":31499,"moisture":296}
{"timestamp":"2017-03-14T15:19:51.414Z","humidity":46,"temperature":20,"lux":30687,"moisture":315}
{"timestamp":"2017-03-14T15:19:52.417Z","humidity":46,"temperature":20,"lux":31960,"moisture":302}
{"timestamp":"2017-03-14T15:19:53.420Z","humidity":45,"temperature":20,"lux":30782,"moisture":301}
Kibanaでダッシュボードを作成する
Kibanaを起動すると、エラー画面のような形となりますが、初期設定ができていないからだと思います。
Index name or pattern
のところにtimestamp
といれると、設定できます。
Discoverタブを見てみると、ちゃんとデータが来ているのを確認できます。
では、チャートを作ってみましょう。Visualizeタブで、以下の様な感じでグラフを作成します。
最後にダッシュボードを作成します。Dashboardタブを選択して、Add visualization で先ほど作成したチャートをポンポンと選択していくだけです!
終わりに
元記事を作成された、@hideyuki さん、勝手に更新版を投稿してしまいました。ありがとうございます。