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「prometheus」タグの記事が7件件あります

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· 約2分
moritalous
お知らせ

過去にQiitaに投稿した内容のアーカイブです。

Raspberry Pi4が熱い。やけどしそうです。 CPU温度をGrafanaで可視化してみます。

  • 2020/8/16時点のRaspberry Pi OSはDebian Busterがベース
  • Busterのリポジトリに登録されているprometheus-node-exporterのバージョンは0.17.0。
  • Busterの次のバージョンBullseyeのリポジトリにはバージョン1.0.1があり、これを使うとCPU温度の値が取れる

PrometheusとGrafanaのインストールについては、以前書いた「PrometheusとGrafanaでRaspberry Piを監視」を参照ください。

バージョン1.0.1のprometheus-node-exporterをインストール

  1. https://www.debian.org/distrib/packages#search_packages でprometheus-node-exporterを検索
  2. 検索結果のprometheus-node-exporter パッケージbullseye (testing)をクリック
  3. ページ下部にあるprometheus-node-exporter のダウンロードのarm64かarmhfを選択
  4. ftp.jp.debian.orgで始まるリンクをクリックし、debパッケージをダウンロード
  5. sudo dpkg -i prometheus-node-exporter_[バージョン]_[アーキテクチャ].debでインストール

Grafanaで可視化

CPU温度はnode_thermal_zone_tempというメトリクスで取得されています。 私はCPUの周波数と合わせて、こんな感じで可視化してみました。

スクリーンショット (175).png

熱い

· 約5分
moritalous
お知らせ

過去にQiitaに投稿した内容のアーカイブです。

Raspberry PiにPrometheusとGrafanaをインストールして、Raspberry Pi自身を監視してみました。

環境

Raspberry Pi 3 Raspberry Pi OS(2020-05-27版)

Prometheusのインストール

Raspberry Piの公式リポジトリから導入できます。 prometheusがPrometheus本体、prometheus-node-exporterはOSのメトリクス情報を取得するものです。

sudo apt install prometheus prometheus-node-exporter

インストールが完了すると、すでにサービスとして起動した状態となります。 2020/6/27時点でインストールされたバージョンは以下の通り。最新バージョンはPrometheusが2.19.2、Node exporterが1.0.1なので少し古そうですね。

pi@raspberrypi:~ $ prometheus --version
prometheus, version 2.7.1+ds (branch: debian/sid, revision: 2.7.1+ds-3)
build user: [email protected]
build date: 20190210-18:10:02
go version: go1.11.5
pi@raspberrypi:~ $ prometheus-node-exporter --version
node_exporter, version 0.17.0+ds (branch: debian/sid, revision: 0.17.0+ds-3)
build user: [email protected]
build date: 20190131-17:33:42
go version: go1.11.5

Prometheusの動作確認

Raspberry Piからhttp://localhost:9090/、または他のPCからhttp://raspberrypi.local:9090/にアクセスすると、PrometheusのWeb画面にアクセスできます。

raspberrypi.local_9090_graph(iPad).png

タブをGraphに切り替えて、メトリクスを選ぶとグラフが表示されます。

raspberrypi.local_9090_graph(iPad) (1).png

すごいですね。簡単ですね。 凝ったグラフを作りたいときは、Grafanaの出番です。

Grafanaのインストール

Grafanaは公式リポジトリでは提供されていないようですが、Grafanaの公式サイトでARM向けのdebパッケージが提供されています。

wget https://dl.grafana.com/oss/release/grafana_7.0.4_armhf.deb
sudo apt install ./grafana_7.0.4_armhf.deb

Grafanaはインストールしただけでは起動しないようです。

sudo systemctl status grafana-server.service

Grafanaの動作確認

Grafanaは3000ポートで起動しますので、http://localhost:3000/またはhttp://raspberrypi.local:3000/でアクセスできます。

raspberrypi.local_3000_login(iPad).png

初期ユーザーはadmin、パスワードもadminです。 ログイン後はこんな感じ。

raspberrypi.local_3000_(iPad).png

データソースの作成

GrafanaでPrometheusのデータを扱うため、データソースの設定を行います。

  1. 左メニューのConfiguration(ギアアイコン)からData Sourcesを選択します。 raspberrypi.local_3000_(iPad) (5).png
  2. Add Data sourceを選択します。 raspberrypi.local_3000_(iPad) (6).png
  3. Prometheusの右のSelectボタンを押します。 raspberrypi.local_3000_(iPad) (7).png
  4. URLにhttp://localhost:9090と入力し、その他はデフォルトのままでSave & Testボタンを押します。 raspberrypi.local_3000_(iPad) (8).png

これでデータソースの設定が完了です。 続けてダッシュボードを作成します。

ダッシュボードの作成

ダッシュボード画面は一から作ることもできますが、すでに作成済みのダッシュボードが公式サイトで公開されています。オフィシャルなものからコミュニティのものまでたくさんあります。 https://grafana.com/grafana/dashboards

ダッシュボードにはそれぞれIDがあり、IDを登録することで、自分のGrafanaで使用することができます。

  1. 左メニューのDashboards(四角が4つのアイコン)から、Manageを選択します。 raspberrypi.local_3000_(iPad) (1).png
  2. 画面右端のImportを選択します。 raspberrypi.local_3000_(iPad) (2).png 3. 画面中央の入力欄にID(今回は11074)を入力して、Loadボタンを押します。ダッシュボードにはそれぞれIDがあり、IDを登録することで、自分のGrafanaで使用することができます。 raspberrypi.local_3000_(iPad) (3).png
  3. ダッシュボードの情報が表示されます。Prometheus Data Sourceのところで、データソースを選択し、画面下のImportボタンを押します。 raspberrypi.local_3000_(iPad) (9).png

これでダッシュボードができました。すっげー。

raspberrypi.local_3000_(iPad) (15).png

CloudWatchの監視

GrafanaはデータソースとしてCloudWatchにも対応してます。 raspberrypi.local_3000_(iPad) (13).png 設定画面はこんな感じ raspberrypi.local_3000_(iPad) (14).png こちらもダッシュボードを検索して追加すれば、簡単に監視ができそうです。 (いい感じの監視対象がなかったのでキャプチャはありません。。。)

EC2のダッシュボードのリンクを貼っておきます。 https://grafana.com/grafana/dashboards/11265