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AWSとAzureの比較(リージョン・AZ)

· 約6分
moritalous
お知らせ

過去にQiitaに投稿した内容のアーカイブです。

※個人の調査によるものです。誤りがあればご指摘ください ※2020/8/8現在の情報をもとにまとめました。

AWSとAzureのリージョンなどの考え方を比較しました。

AWS

分類レベル名称定義
レベル小データセンター1つの物理的なデータセンター
レベル中アベイラビリティゾーン (AZ)1 つの AWS リージョン内でそれぞれ切り離され、冗長的な電力源、ネットワーク、そして接続機能を備えている 1 つ以上のデータセンターのことです。各 AZ はそれぞれ他の AZ から物理的に意味のある距離、つまり数キロメートル離れていますが、すべて 100 km 以内 (互いに 60 マイル) に配置されています。
レベル大リージョン1 つの地理的エリアにある、複数の、それぞれが隔離され物理的にも分離された AZ によって構成されています。1 つのデータセンターを 1 つのリージョンとして定義することが多い他のクラウドプロバイダーとは違い、全 AWS リージョンが採用するこのマルチ AZ デザインは、お客様にいくつかのメリットをご提供するものです。

大阪ローカルリージョンは特殊で、

  • 分離された耐障害性の高いインフラストラクチャデザインが 1 つのデータセンター内で構成されます。
  • アジアパシフィック (大阪) ローカルリージョンは 1 つのアベイラビリティーゾーンで構成されており、アジアパシフィック (東京) リージョンと組み合わせて使用することが意図されています。
  • このリージョンには、お客様のセールス担当者からのリクエストが必要です。

とのこと。

他にはLocal Zonesというものがあるようです。現在はロサンゼルスのみで提供されています。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/global-infrastructure/ https://aws.amazon.com/jp/about-aws/global-infrastructure/regional-product-services/ https://aws.amazon.com/jp/about-aws/global-infrastructure/regional-product-services/

Azure

分類レベル名称定義
Azure データセンターネットワークに接続されたコンピューター サーバーのグループを収容する、世界中に存在する一意の物理的な建物です。
Azure Availability ZonesAzure リージョン内の一意の物理的な場所であり、データセンターの障害からアプリケーションとデータを保護する高可用性を提供しています。それぞれのゾーンは、独立した電源、冷却手段、ネットワークを備えた 1 つまたは複数のデータセンターで構成されています。
Azure リージョンAzure リージョンは、待機時間で定義された境界内でデプロイされ、低遅延の専用リージョン ネットワークを使用して接続された一連のデータセンターです。
特大Azure 地域通常、1 つ以上のリージョンを含み、データ所在地とコンプライアンスの境界を保持します。

AWSにはない、「地域」というものが出てきました。リージョンも地域のような気もしますが、英語名はAzure リージョンがAzure regionで、Azure 地域がAzure geographyです。 東日本リージョンと西日本リージョンはペアに指定されているようで、このAzure 地域に該当するようです。

ペアになっているリージョンのメリットとしては、以下が上げらててました

  • 物理的な分離
  • プラットフォームに備わっているレプリケーション
  • リージョン復旧順序
  • 順次更新
  • データ所在地

https://azure.microsoft.com/ja-jp/global-infrastructure/ https://azure.microsoft.com/ja-jp/global-infrastructure/geographies/#geographies https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/best-practices-availability-paired-regions

日本国内リージョンの比較

比較項目AWS東京リージョンAWS大阪ローカルリージョンAzure東日本リージョンAzure西日本リージョン
開設時期2011年2018年2014年2014年
AZ数4131

調べていると、AWS東京リージョンに4つ目のリージョンが開設されたのが、2018年、Azure東日本リージョンがAZに対応したのが2019年のようです。この間はAWS東京リージョンが4AZ、Azure東日本リージョンが1AZとかなりの差があったような形ですね。 また、AWS大阪ローカルリージョンは2021年初頭までに3つのAZをもつフルリージョンになるようです。

https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/the-fourth-new-availability-zone-tokyo-region/ https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-azure-availability-zones-in-japan-east/ https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/in-the-works-aws-osaka-local-region-expansion-to-full-region/

まとめ

AWS側のほうが知識があるので、AWS押しのような内容となりましたが、Azure側の押しポイントがあれば教えて下さい。